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丘を越えて [2008映画]


丘を越えて [DVD]

丘を越えて [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD



あの菊池寛も西田敏行にかかればこうなるのねえ。
と、言う程文学史に出てくる菊池寛にそっくりだった西田氏。

その菊池寛氏の秘書になってしまった葉子(池脇千鶴さん)、菊池寛の文芸春秋社社員の馬さん(西島さん)
彼は朝鮮の両斑(貴族)で、12歳で結婚しているという。まあ、お坊ちゃんだ。日本大学に留学していた。

この葉子のお母さん、余喜美子さんがおもしろい。三味線もって歌を歌う。
開けっぴろげで、品がないけど、愛があって、温もりがある。
そんな親の子だから葉子が育ち、菊池寛、馬さんに愛される。

時代は昭和初期。
戦争に向って、人々はモダンな生活を取り入れながら、生きていく層。ひもじい人々。

結局、葉子と馬さんは惹かれ合っていたが、馬さんは朝鮮へと帰る。独立の為に。
葉子は連れて行けなかった。葉子もついては行けなかった。
この時代ならそうであろう。朝鮮の上流階級の悲惨さは凄い物がある。

そして、菊池寛も葉子に恋をする。
若さと聡明さといろいろと理由はあったのだろうが、池脇がそれだけ魅力な葉子を演じていたので違和感はなかった。

ただ、菊池寛が漱石に対して持っていたらしき感情についてはいささか理解しかねる。
たしかに、漱石の小説は高等遊民をあつかったものが多い。馬さんと同じだ。
しかし、大衆文学派の菊池寛が別にそれをどうのこうのと思っていた訳ではなかろうと…思いたい、一読者。
あと、とつぜん、葉子が小説を書くのも唐突。

丘を越えて〜は藤山一郎の歌でしたか。
結局、馬さんも葉子も越えませんでしたね。
でも、越えないことが越える事よりも悪い事ではない。

馬さんも、葉子も越えないからこそ、得られた事があったのかもしれないですね。
現代なら会わなかった?結ばれた?



そして、西島ポイント。
この映画では制服ではないんだよ。昭和初期なので色々なスーツを来ていますね。
帽子にちょっと長めのコートとか。ダブルのスーツに柄物のネクタイ。
背中テカテカのベスト〜

そして、多いのはダンスシーン。
上手いとは言いませんが、下手とも言いません(笑)

そして、最後は出演者全員で踊るんだよ。
西島さんステッキ持ってダンスしています。
これだけで十分ウケます。もちろん、ある意味ね。なにしろ、本人照れてるのか演技で笑っているのか
謎なくらい照れている。


総評として、結構面白い。
しかし文芸春秋って、生活第1文芸第2だったのね。
今文芸春秋読んでいる人って、文芸第1じゃないかなあ。


で、思ったけど、高等遊民やるんだったら西島さん、漱石やってくれないかなあ。絶対合うって。
私の中では こころの「先生」は西島さんなんだよ。永遠に。
読みながら西島さんの顔を想い描いているもん。でも、奥さんの顔はない。
Kはそれこそ伊勢谷さんとか超萌えだ。



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春よこい [2008映画]


春よこい [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: DVD



偶発的な殺人を犯し、逃げた父(時任三郎さん)、待つ妻(工藤さん)息子。
4年後それを記事にした新聞記者岡本(西島さん)。
記事にしたことにより、親子は集落での立場がよりいっそうなくなる。

岡本には家族は妹のみ。(その息子の担任教師)おやは早くに他界し、家族の絆がわからないという。
4年信じてまつ母子の姿を見て彼は自分の記事に責任を取る。


逃げた父を刑事を宇崎竜童 さんが演じるという、おいしい映画なんです。
工藤さんの熱演も凄かったが、話は軽いというか先が読める。
泣こうと思えば泣けるが、うんと言えば運という感じ??

この安定した演技達者な人々を使う意味があったのかは不明だ。もったいないなあ。

けっきょく、西島さんは、母子と父の一晩の再会を支援し、翌朝、彼を自首させます。
そこに至るまでの苦悩は、タバコをすう立ち姿で想像できます。また新聞記者という中立性を保つ仕事の中で
何かに加担する事に向う姿を、静かに力強く見せていたのはさすがですね。


で、いつもの西島ポイントですが
今回はシロシャツ無し。ストライプとか多いです。はい。
ちょいと、もさっとした感じが最近のシャープさと異なり面白みをだしています。
でも、素敵よ。


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東南角部屋2階の女 [2008映画]


東南角部屋二階の女 (プレミアム・エディション) [DVD]

東南角部屋二階の女 (プレミアム・エディション) [DVD]

  • 出版社/メーカー: トランスフォーマー
  • メディア: DVD




「信じる事をゆっくり生きていく」
というコピー通りに、ゆっくりした映画。

でも、信じる事ってなんだろうと、見終えた後に思いました。
もちろん、それは人それぞれなんですけど、それを考えるきっかけになる映画かもしれません。

野上(西島さん)はお見合いをします。
相手はフードコーディネーターの涼子。
2人とも、理由があってお見合いします。

『生活安定のため』

野上は親の借金返済の為に金が必要なので、家付き娘希望。涼子は不安定な職種で親を安定させる為にも結婚を希望。
この2人、別に結婚したいわけではなく、俗にいう「先行きの不透明感」からお見合いしたようです。
もちろん、そんなお見合いはあくまで序章。

先行き不透明感を解消する為、野上+涼子+三崎(加瀬亮…野上の会社の後輩)が野上の祖父が所有する古いアパートに集結する事になってしまいます。

会社を辞めた野上と三崎、不安定な職業の涼子。
ゆっくり生きるなんて考える前に、とりあえず、動け!!状態の三人。
しかも野上には親の残した借金返済もある。

本当は、野上は祖父土地を売り、それを返済にあてるつもりでしたが、その土地の上にあるボロアポートの家主は藤子さん(香川京子さん)近くで小料理屋を営んでいます。
野上はなかなか祖父も落とせず、藤子さんにも言えず、悶々と時間を重ねます。

そんな時間の中で、西島さんが「もえろよおえろ〜」とほおを膨らましながらたき火してる姿が実に愛らしい。
それとは、対照的にみかんのすじを一本一本綺麗に取っていく仕草。思い詰めた手先。

時には、三人でバトミントンをしたり、藤子さんの店へ行ったり…
ちなみにこのとき、西島さんボーダーシャツ着ています。

野上の焦りとは裏腹に、時はゆっくり流れていく。
しかし、決断の時はやってきます。

藤子さんはアパートを手放す決心をして、おじいちゃんと温泉へ行きます。
そのとき、台風がやってきます。

アパートの中で開かずの間だった東南角部屋の201号室
そこに、雨が入ります。
三人は、力を合わせその部屋を守ろうとします。

そして…その部屋の秘密を知る事となる訳です。



「大切にしている事が違うからすれちがう。理解できなくてもわかりあうこと大事だよね。」
藤子さんの店の常連客、畳屋の清六さんのことば。

三人の若者達の大切にしている事と、2人の年寄りの大切にしている事。
おなじである事もいいけど、違ったっていいじゃない。
そう、思わせてくれる清六さんの一言でした。

大切にしている事は信じる事なのか?

その答えを探すのも、ゆっくりでいいんじゃないのかな。と思わせてくれる映画でした。

西島さん的には、ちょいと影をちらつかせながらも、もがく姿を極力見せないで心理描写をしている姿があります。相変わらず、地味に確実に魅せてくれていました。

ラブシーンのない映画っていうのも珍しいのかもしれませんね。
でも、西島さんこういうのもいいよ!!
つまらないかもしれないけど、そこのラインの奥が読み取れれば最高にツボにハマるような気がする。

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休暇 [2008映画]


休暇 [DVD]

休暇 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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先に、西島ポイントだけ書いてしまいます。
死刑囚でもなんでも、白シャツが似合い過ぎだわ西島さん。
あと、面白い事と言えば、ジェネラルルージュドラマ版で共演している事務長さんが、今度は逆に西島さん
より偉そうにしています。これは別の意味で面白い。

死刑囚金田真一役を西島さん、刑務官、平井が小林薫さん。
新婚旅行分の一週間の休暇を貰う為に、死刑囚の支え役をする平井の葛藤が軸になってストーリは進みます。

死刑囚金田は、大人しく絵を描く事で時間を過ごす青年。
刑務所の中だからか、本来の資質からか、真面目な生活態度。
死刑囚にしては、想像していたよりもお上品すぎる感はあります。
独房の畳の上を歩く、蟻一匹も殺さない青年が、誰を殺したかはこの映画では語られません。
ただ、冒頭に老夫婦が一組、金田の前に現れています。
もちろん、刑務所の中ですので金田の目の内側の事象ですが、これは、金田のご両親か?殺した老夫婦か?
また、面会人も遺書の宛先人も妹のみでしたので、両親を殺害したのかもしれませんね。
日本では、一人殺しても死刑というのはなかなか出ませんし、専属殺人で2名ということかもしれません。
なにしろ、3年ぶりの執行だと所長さんも言ってたくらいですから。

最後に執行に立ち会ったベテラン刑務官が
「金田は最後まで暴れもしないし立派だった」
と呟きました。
ということは、多くは当たり前ですけど、暴れたり泣き叫んだりするものなのでしょう。
最後に聖書の一文を読まれ、妹に遺書を書くように勧められるあたりの西島さんの演技は壮絶です。
呼吸の音で金田の命の終わりを表します。
そして、何も書かなかった遺書を手折り、多くの刑務官のいる中、平井に渡します。
平井には、その前日、結婚の祝いと称して平井と女性の絵をプレゼントしていました。
平井は、その女性が金田の妹であるのか?と尋ねます。平井は金田の妹との面会に立ち会った事が有るから妹の姿を知っているのですね。しかし、その問いを、金田は退けています。
妹に幸せになって欲しいという思いと、遺書を残さないで自分を消し去ろうとする金田の思いが平井には伝わっていたのかもしれない。
そして、目隠しをされます。
抵抗はしません、しかし、目が白い布を負う様は、見ていて背中に寒気がしました。
恐怖
なんていう、言葉では表せない「死」を西島さんは静かに強烈に見せています。

物語の軸として、中年男平井の結婚も並行して進んでいきます。
こちらも、小林さんの言葉無き行動に引きずり込まれます。

支え役として死刑にかかわった平井は、もう一人の支え役が腰を抜かす中、しっかり金田を支えます。
そして、金田は息を引き取る。
その、金田を支えた代償として得た休暇の中で、妻の連れ子の両足を抱きしめ
「ごめんな」
と言います。
これは、連れ子に対する配慮…ではなく、金田に向ってささやいた言葉
自分を納得させる為に言った言葉。

仕事であるとはいえ、人を殺めることの難しさを言い表す言葉でした。


だからといって、死刑反対と即は言えませんけどね。
なにしろ、西島さんみたいな模範囚ばかりじゃないでしょうし。
映画は良い、演技も良かった。
だけど、それとこれとは別。

ただ、刑務官の心を軽くする必要は有ると感じました。


最後に、新婚旅行先で、仲居さんが畳の上をあるく蟻をいつものように簡単に処分してしまいます。
普通の事です。
それ故に、冒頭で蟻を殺さない、金田の心の白さが映画を見た後にも残りました。

タグ:西島秀俊
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中立的正確な作品内容詳細はアマゾンなどでご覧下さい。あくまで、西島秀俊さんファン『うた』の偏向たっぷり、超個人的な感想、雑記、覚え書きです。もちろん、
ご本人、所属事務所等とは一切関係ありません。
ちなみに、巷ではロスジェネ世代と呼ばれている世代に属します。。


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